2011-04-17

全体会のテーマが変更になりました!

2011年3月11日,マグニチュード9.0の巨大地震が東北・関東一帯を襲いました。4月現在,2万5千人以上の死者・行方不明者を数え,避難生活を余儀なくされている人は15万人以上に上ります。倒壊した家屋は数え切れない状況です。

当初,7月集会を企画してきた我々は,別のテーマで全体会の準備を進めていました。しかし,この3月11日の地震を経験し,急遽,震災問題を全体会のテーマとして取り上げることにしました。「未曾有の災害に対して,法律家として何ができるのか。何をすべきなのか。」という問いを,多くの仲間が抱いたからです。

大地震や津波によって,生命・身体・財産を侵害されることは,まさに人間らしく生きる権利を奪われることです。被災者の支援や被災地の復興には,これから長い時間がかかると思われ,私たち新64期以降の法律家も,震災に絡む問題に接する機会が必ずあるはずです。修習生やロースクール生が,今この問題を深く勉強しておく必要性は極めて高いと思われます。

講師の先生は,現在東北地方で震災復興支援に携わっておられる弁護士の先生と,阪神淡路大震災の際の経験をお話しして頂ける弁護士の先生を中心に,現在検討・調整しております。

震災に対し,どのように法律家が関わっていくのかを,私たち自身が考えていきたいと思っています。皆さんも、私たちと一緒に学び、考えていきませんか?