可視化分科会では、布川事件再審請求人の桜井昌司さんと杉山卓男さんをお呼びして、取調べの実態や虚偽の自白をしてしまった心理状態などについて当事者の生の声を聴き、捜査機関の取り調べによってどのように冤罪が作り出されたのかについて理解を深めることを企画しています。
さらに、布川事件の弁護団長を務めておられる柴田五郎弁護士に、密室取調べのもとで得られた虚偽の自白が裁判でどのように使われたか、弁護人として虚偽の自白をどのように弾劾したかなどについてうかがい、虚偽の自白を生み出す取調べ方法や自白偏重の裁判など刑事裁判の問題点について学びたいと思います。
布川事件は、今年5月24日に、再審無罪判決が言い渡される見込みが高く、当事者のお二人から最新のホットなお話がうかがえること間違いありません!!
分科会当日は、冤罪事件の当事者やその弁護人からのお話をもとに、取調べの過去、現在、そして未来について、皆さんと一緒に考えたいと思っています。
将来の刑事司法を担う皆さん、この機会に一緒に刑事裁判について考えてみませんか?」