2011-06-13

外国人研修生のシェルターを訪問してきました!

6月4日(土)の「技能実習制度の抜本的見直しと外国人労働者受け入れ制度のあり方」と題するシンポジウム(日弁連主催)、6月5日(日)の「外国人研修生問題弁護士連絡会」の総会及び同連絡会の判例勉強会に参加した後、外国人研修生のシェルターを訪問してきました。

「技能実習制度の抜本的見直しと外国人労働者受け入れ制度のあり方」について
外国人研修生制度の下で、どのような問題が起きているのかについて、映像とともに紹介されました。その後、外国人労働者の必要性及び外国人研修生制度に代わる外国人労働力確保のための制度がどうあるべきか等が議論されました。また、参考として、日本の外国人研修生制度に似た韓国の制度も紹介され、日本も見習うべき点があるのではないか等の議論も交わされました。

「外国人研修生問題弁護士連絡会」の総会と判例勉強会について
総会では、同連絡会の今期の活動の総括と来期の活動方針等が話し合われました。判例勉強会では、未払賃金請求のために何を立証すべきかや賃金請求の消滅時効の壁をいかに超えるかなどが議論されました。

「シェルター訪問」
社長に強制貯金の返還を求めたり、残業代を求めたりしたため、強制帰国させられそうになった外国人研修生達のいるシェルターを訪問しました。彼らは、食べきれない程の中華料理を用意し、私達修習生を迎えてくれました。食事をしながら、彼らにいろいろお話を聞きました。縫製の仕事をしていた女性は、裁断ミス等の仕事上の失敗があると数千円の罰金を取られるというきまりごとがあったと言っていました。牧場で働いていた男性は、布団が用意されず、いつも床の上で寝ていたと言っていました。また、働いていた期間、一日も休みはなかったそうです。
 
プレ企画では、今、日本に来ている外国人研修生に、実際に、どのようなことがあったのかをお話していただきます。みなさん、日本における外国人研修生制度の実態を知るために、是非、プレ企画にご参加ください。