家庭での親子関係がこじれて、あるいは虐待されて、安全に暮らせない子どもがいます。
児童養護施設を出て自立したものの、困難に直面し帰る場所を失ってしまう子どもがいます。少年犯罪を起こして引き受ける大人がいないために、入らなくてもよいのに少年院に送られる子どもがいます。そんな子どもたちが一休みする場所、駆け込み寺となるのが子どもシェルターです。
しかし、子どもシェルターについて、私たち修習生は、あまりに知らないのが現状です。
シェルターってどんなところ?子どもたちはそこでどんな暮らしをしているの?児童相談所の一時保護所があるけど、それだけじゃダメなの?運営費用はどうやって賄っているの?子ども担当弁護士の役割って?etc・・・
ちょうど、まさに、七月集会が行われる京都では、今年の秋の開設に向け、子どもシェルター「ののさん」準備委員会が、様々な準備を進めておられます。私たち、子どもの権利分科会では、子どもシェルター「ののさん」準備委員会の吉田雄大弁護士を講師としてお招きし、既に開設された子どもシェルターでご活躍中の子ども担当弁護士の方とのパネルディスカッションで、様々なお話をお聞きしようと企画しています。